2024年10月02日 再生への取り組み
弁護士の先生による人権研修を実施しました
令和6年9月
神出病院 教育委員会
神出病院では、令和6年9月19日に、行動制限最小化委員会に外部委員として参加してくださっている弁護士の竹中らく先生より、人権研修『精神科病院における身体的拘束を人権的視点から考える』を実施していただきました。
研修では、憲法や法律の条文を示しながら、改めて人権とは何か、隔離や身体的拘束の意味や告知の重要性、その法的根拠、についてお話しいただきました。竹中先生には、優しく、丁寧な言葉で、憲法や法律の難しい内容を整理しながらわかりやすく説明していただき、職員も本質を理解して学びを深めることができました。
研修終盤の「精神科医療では、患者さんの権利を守ることができるのは医療者しかいません。」という竹中先生の言葉に、心を打たれた職員は多く、研修アンケートでも「身が引き締まりました」「患者さんの権利を守るためにも、医療スタッフが隔離をする根拠や法律など、知識をもって関わることが大切だと学びました」など、多くの声が上がっていました。
私たち医療者が患者様から預かっている重みを自覚し、慢心せずに学びと努力を重ねていくことの大切さを深く感じることができました。講師の竹中先生には、改めて感謝を申し上げます。